bon.は、オショカジをコンセプトに新しい作務衣や袱紗(ふくさ)、頭陀袋(ずだぶくろ)、数珠入れ、などを提案するカジュアル和ブランドです。

ボントーク!#02【フード作務衣 制作秘話】

      2016/07/21

bon 商品の制作秘話|ボントーク!

「ボントーク!」では、bon.商品の「制作秘話」をみなさまにお伝えしていきます。 今回は代表取締役の岩瀬に、店長の伊豆田がインタビューします。ぜひご覧ください!

ボントーク!#02【フード作務衣 制作秘話】
シンコー株式会社
代表取締役 岩瀬茂揮 × 店長 伊豆田光代

フード作務衣 | ボントーク!#02【bon.フード作務衣 創作秘話】

【伊豆田】フード作務衣ですが、わたしも冬には毎日着ていて、デザイン、丈夫さ、暖かさが大好きなんです。これが完成したのはいつだったのですか?

【岩瀬】2011年のことでしたね。

【伊豆田】きっかけは何だったのでしょう?

【岩瀬】作務衣の歴史を調べると、昭和30年代ごろにできたものとのことでした。想像していたよりも歴史は浅いようで、当時から作務衣の形はほとんど変わっていませんでした。そこで、和尚様に「昔ながらの作務衣がある中で、どんな作務衣があったらいいですか?」とお尋ねしたことがあります。

【伊豆田】なるほど、実際に和尚様に訊ねたんですね。

【岩瀬】はい、そのときの「そうだなぁ、今までにない作務衣があれば嬉しいかな。」という和尚様の声から、フード作務衣の開発がはじまりました。

【伊豆田】生の声は大事ですね。ほかにはどのようなお話が聞けたのですか?

【岩瀬】和尚様から「 作務衣」にまつわるお困りごとをお伺いしてみると、「お寺には竹藪などが多くて、作務をしているときに作務衣が枝に引っかかって破れてしまう。」とか「外での作務が多く、頭や首が日に焼けすぎてしまう。」などのお声がありました。

【伊豆田】和尚様ならではのお悩みですね。

【岩瀬】はい、そんなお困りごとを解決する方法を考えたときに、新しい作務衣のアイディアが浮かびました。先ずは丈夫な生地で、「使い込んだキズさえも味になるような作務衣」そして「日焼けを防ぐためにフードがついた作務衣」を作ろうと全てはチャレンジ精神から作りはじめましたね。

【伊豆田】フード作務衣は、生地にも特徴がありますが、この素材にした理由を教えてください。

フード作務衣 | bon.

【岩瀬】「丈夫な生地」の作務衣という発想から、最初は尾道帆布で試作をつくりました。そこから試行錯誤を重ねた結果、ジーンズのように擦れたりキズができても風合いや味わいが出て、より丈夫な「厚地のオックス生地(平織の厚手の布)」を使うことに決めました。この生地は、帆布と同じ糸を使ったもので、これまでの作務衣にはあまり使われていなかったものでした。

【伊豆田】「ジーンズ」からアイデアを得たのですね。

【岩瀬】はい、作務衣の伝統は残しつつ、くずせるスタイルというと「ジーンズ」が頭に浮かんだのです。日本人の美意識がヒントになりました。

【伊豆田】なるほど。

【岩瀬】作務衣は「日本の伝統的な作業着」ですが、今、一般的に作業しやすくてカジュアルに着られるものといえば、「ジーンズ」があります。ジーンズはアメリカが発祥ですが、今ではジャパニーズジーンズとよばれるような独特な風合いをつけたりして、まさに日本人の美意識が上手く作用した、世界的なカジュアルファッションに繋がっていますよね。

【伊豆田】ええ、そうですね。

【岩瀬】今までにない、時代に合わせた新しい作務衣とはどんな存在かを考えたとき、「新たな日本のジーンズ」のようなものになればと考えるようになりました。

【伊豆田】まさに作務衣をカジュアルに!ですね。ところで、フード作務衣はフードだけでなく、上着の袖、パンツの膝下も取り外せるようになっていますよね。

フード作務衣 | bon.

【岩瀬】そうなんです。厚みのある生地なので、季節の変わり目でも着れるようにと、上衣の袖とパンツの裾が取り外しできるようにしました。

フード作務衣 | bon.

【伊豆田】ここも、フード作務衣の特徴のひとつですよね。

【岩瀬】はい。このときにできたパンツの取り外し部分(切り替え)も、これまでの作務衣にはない、カジュアルでファッション的に”とがった部分”にもなって、フード付きで厚い生地の作務衣はbon.のアイコンのような存在となりました。こうしてできた「フード作務衣」は、まさに「和尚様のお声をきっかけに生まれたbon.」というブランドを代表するような商品となりました。

フード作務衣 | bon.

【伊豆田】最後に、フード作務衣への「想い」をお願いします。

【岩瀬】
これまで、たくさんの和尚様とのご縁がありました。そこで和尚様の想いを伺っていると、お寺とは「いかに美しく生きるかを伝える場」なのだと、共感することがあります。

ある時「息子がお寺の後を継ぐことに、全く興味を示さないので、フード作務衣を着てかっこいい姿をみせたい。」という和尚様がいらっしゃいました。「生き様を伝えたい」という想いを伝えるお手伝いが「フード作務衣」を通じてできたこと、それがとても嬉しい瞬間でした。

最近では庭師さんや宮大工さんもユニフォームとしてフード作務衣を着て仕事をしてくださっています。フード作務衣がお寺と一般の方との懸け橋となり、全てが繋がって、良い生き方を考えるカタチとなってひろがっていけばとても嬉しいです。

【伊豆田】ありがとうございました。

【岩瀬】ありがとうございました。

<#02 終わります>
2016-06-16-THU

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